まいにち毎日、何回も、ときには何十回も "今の瞬間のホロスコープ" を何年も見つづけていると、実感として判ることはいくつかあります(たったのいくつかかよって話ですが。探せばいっぱいあるかもしれない)
その1つで、ひんぱんに実感するのがタイトルどおりで、トランジットの月が他の天体と90度、180度のハードアスペクトがいくつも重なる時ですね。今のように、海王星+火星チームと太陽・木星・水星チームがもともとスクエアになってるところに、月が巻き込まれる時は、ほんとーにキツいです。
トランジット月の90度180度・ハードアスペクトが重なる時期の特徴
もちろん、個人差があると思いますが、こういう時期の特徴としては
・メンタルが凹む(暗くなる、悲観的になる)
・体調が悪くなる、突然悪化する
ですね。もともと体調があまり良くないタイプの人は注意が必要です。
月はトリガー(物事が起こるきっかけ)になると言われますが、今のように天体の多くがもともとハードアスペクトを作っているところに、引きがねとして月が加わると、たまっていた水が解放されるかのように、物事が勢いよく起こるというような感じになりますねー。
トランジット月がハードアスペクトが重なる時期の出来事・具体例
トランジットの月が多重ハードアスペクトになるときの出来事のパターンにはいろいろあるんですが、具体例をメモしておいてみます。
具体例1.人身事故・電車遅延・渋滞や通行止め
たとえば、正確に数値を計測しているわけではないですけど、人身事故は多くなりますね。駅で、あーまた人身事故かと思ってホロスコープ見ると、だいたい月が多重ハードアスペクトになってます。(人身事故と言えば、乗り物ということで火星もハードアスペクトになっていることが多いですね)
どのぐらいハードかによって、復旧までの時間も違います。
あとは、お客様トラブルでの電車遅延なんかもありますね。月(感情・感覚)は他の天体(刺激)からの影響を受けやすいので、イライラする人が多くなるので個人的にはうなづけます。
車だと、通行止め(工事・災害)で迂回しなければいけない、渋滞なども起こりやすいですね。
具体例2.体調不良
突然の風邪とか高熱、月ということで胃腸系もけっこうでやすいですね。食あたりとか。インフルエンザの時期には流行りがちです。月蝕(月と太陽が180度のオポジション)とかと重なるとうつりまくってましたね。学級閉鎖とか職場の人が何人も休んだり。
具体例3.メンタル不調
気持ちも落ち込んだり、ストレスを感じやすいですね。同じような場面でも、すごく凹むときと凹まないときってありますよね。月が多重ハードアスペクトの時は凹みやすい時ですね。心身症などの方の場合は具合が悪化しやすいです。
具体例4.ケンカ
気分がおちたりへこんだり、イライラしやすいので、ケンカが多くなりますね。何しろ、自分だけでなくて、そういう状態になる人が多くなるわけなので。多重ハードアスペクトだと派手になりやすいので、普段より気を付けたい時期です。
具体例5.不注意のトラブル
気持ちに余裕がなくなるので、トラブルも多くなりがちです。忘れ物、うっかりしてぶつけたり落として壊したり、などなど。ちなみに他の天体との絡み方で注意する傾向も変わってきます。
月の多重ハードアスペクトに土星も絡むとき
皮膚のトラブルとか骨折などです。アトピーの方は悪化しやすいようです。骨折など骨に関係することもあります。あとは年長者(10歳以上上のケースが多いです、あとはシニアなど高齢者の方)や、立場がかなり上の人からの注意やクレーム、トラブルなんかもありがちです。
月の多重ハードアスペクトに火星も絡むとき
火星が絡むと頭痛や刃物、火の関わるトラブルに注意が必要です。大事になると爆発や刺し傷、火事など。コワイです。突発性の強い頭痛や頭をぶつけるなどにも注意ですね。火星が男性を表すので、男性や、相手が男性の時にも注意が必要です。車内トラブルでは男性同士のトラブルになっているのをよく見ます。
月の多重ハードアスペクトに海王星も絡むとき
海王星なら原因不明のものとか、それこそインフルエンザなど流行性のものや薬の誤飲、煙や霧、水辺のトラブルですね。あとは騙されたりというのもあります。
月の多重ハードアスペクトの時期の対処方法
気をつけろと言ってもどう気を付ければいいんだよって思いますよね。いくつか対処方法も例を挙げておきたいと思います。
月の多重ハードアスペクトの対処1.時間が立つのをひたすら待つ
月のハードアスペクトは、まあまあ長くても1日半もすれば抜けますから、調子悪い時は1日ちょっとのガマンだ、と思ってしのいで頂きたいです。寝れたら寝る!何も考えない、何も感じないのでラクです。まあ、仕事の場合はそうもいかないので、もう何もかも気にしない。「上司やお客が機嫌悪いのも、同僚の感じが悪いのも、すべはハードアスペクトのせい」と思って受け流します。
仕事なら、トラブルがあったら次に起こさない対策を考えるべきではありますが、ハードアスペクトを抜けてからでもいいでしょう。
月の多重ハードアスペクトの対処2.イライラは歌って発散する
メンタルがすごく落ち込んだときは、発散のためにカラオケで思いっきり歌うのもありです。(お風呂場はやめましょう、近所の人もイライラしやすい時期なので、「ウルサイ」と苦情が入るおそれがあります)
まあ、トラブルが多い時期なので、もしかしたらカラオケ店も満室とか休日かもしれません。その時は諦めて別の方法を試してみてください。
月の多重ハードアスペクトの対処3.紙に書きなぐる
イライラは、紙に全部書き出すとスッキリします。心理学的な効果も認められていて、
アメリカのジョージ・メイソン大学の研究では、感情をなるべく詳細に物語的に表現したほうがいいということです。
エクスプレッシブ・ライティングと言ってこちらでも紹介されています。これなら、他人に迷惑もかけないので、トラブルを肥大化させずにすみそうです。
月の多重ハードアスペクトの対処4.計画的になるべく無難に過ごす
トラブルの多い時期は、それを避けようとするとさらに次のトラブルを起こしたりしがちです。諦めて、トラブルに降参して時間が経つのを待つとか、移動方法は複数計画しておくとか、なるべくその時間帯は移動したり人に会ったりしないようにするとか、可能ならそうしたいところです。
ただ、人と状況によっては、かなり用意周到な準備をしておくことで、決戦のタイミングになったりもするのですが、やはり確率としては稀です。
【激キツ】トランジット月のハードアスペクトが重なる時の傾向と対処法|まとめ
西洋占星術のいいところは、こういう「月が多重ハードアスペクトになるのはいつか」とかが判ることですね。まあ、だいたい7~8日に1回くるので、他の天体が90度のスクエアや180度のオポジションになっている期間は注意ですね。
ただ、例えば海王星とのハードアスペクトなら美術、映像、アート活動での佳境になったりと、全然別の出方もしたりします。人によるというのは、その人の出生図(ネイタルチャート)とどうなってるかによって違いますね。
あと、ここに書いたトラブルは、トランジットの月のハードアスペクトの時期に起こりやすいこととして紹介していますが、他の天体のコンディション、状況によっても起こるので、誤解のないように付け加えておきたいと思います。
なんとなく調子悪いなーと思ったときは、1日ちょっとのガマンだ!と言いきかせて、気を紛らわすとか、出張や移動、アポイントなどでどうしようもないときは、万全に策を3重位に用意して向かってみてください!