西洋占星術の独学方法、ホロスコープの星占い的ライフハック

西洋占星術|アストロ・ライフ・ラボ

ホロスコープ独学法・最速で上達する実践のポイント

ホロスコープ独学法

ホロスコープを独学で学び始めたとき、一番早く一番うまくなる方法が知りたかった、当時の自分に教えたいことをまとめました。

ホロスコープ読みとは「チームカラー」を理解すること

西洋占星術を始めると、最初に覚えるのは12サインとか、12ハウスとか、アスペクトを覚えますよね。

それだけでも、意味深で重要そうなモノがいくつもでてきて
「それぞれ、だいたいあたってるけど、でもそれで結局どうなの?」
ってなりませんか?

その感覚はたぶん正しくて、ホロスコープって、そういうひとつひとつの「花形選手」が集まった
「チーム全体」=ホロスコープ全体
これを読むもの。というのが今の私の考え方です。

つまり、テニスやフィギュアスケート、陸上競技のような個人戦じゃなく、サッカーや野球、バレーみたいなチーム戦。

どんなに強い「花形選手」=強いアスペクトやみっちり天体が集まったステリウムがあっても、全員みないと傾向が判らない。

花形選手を追うことはすごく楽しいけど、「金運は?」「恋愛や結婚運は?」「仕事運は?」という質問には、チーム全員の強みや弱みがどうなってるかをみないと答えが出てこないのが、ホロスコープだと考えています。

独学の欠点をカバーするホロスコープ読みの上達方法

ホロスコープを読むこと、さらに独学で覚える時は、楽しいですが独特の欠点もあります。これを知る・知らないだけでもその欠点をカバーして、早く読むスキルを上げることができると思います。

ホロスコープ読みの能力は質問力

特に初心者の時には、ホロスコープを読むスキル、つまり的確な答えを引き出すには、毎回いい質問を投げかけることも、すごく大事です。

いい質問とは、具体的であること。

ただただホロスコープをいきなり眺めてしまうのではなく、性格を読みたいのか、恋愛か、仕事運か、健康か、金運か。何を読み取りたいのか、はっきりさせてから見ること。

恋愛なら、結婚と恋愛は別と考えるのか、それぞれどんな相手を好きになりやすく、うまくいきやすいのか、どこで出会いが多いのか、何歳がチャンスなのか。

という感じです。ツッコミ力と言ってもいいかも。具体的な質問が持てれば、その答えは具体的になります。こうなると自然にスキルが上がりやすい。

記録を使って自分を客観視、独学の欠点をカバーする

そして、ホロスコープ読みの時に尋ねた(持った疑問や質問)ことと、その時だした回答を記録していくこと。

ホロスコープから読める情報は多いし、その時そのときで気になったことが違うし、最初のうちは(というか慣れても)一度にたくさんの情報をまとめられるほど、人間の脳みそって余白ないんですよ。

独学の弱みって、視野を広げにくいところ、自分以外の多くのパターンに触れにくいところにあります。

記録することで、なぜ、そこに目をつけて、どうしてそういう読み方をしたのか。自分の読みかたに足りないことを客観視できますし、振り返って修正することもできます。

ノートやメモをうまく使い、視点をはっきり主観と客観にわけて両方から自分を見ることで、自分で自分をコーチすることが可能になります。

自分のパターンを持つことが最優先、応用力は基本ができてから

占星術に限らず、どんな分野でも初心者が一番早く上達する方法は、「自分にあった先達のやり方をきっちり真似すること」

自分に合った先輩を選ぶにも、占星術にもいろいろな流派があります。

占星術の流派や分野

読み方で言えば大きくはふたつ。読む天体が土星以内のみ使う古典派、天王星以遠も使うモダン派。

読み方では、出生日時を使った出生図・進行図・経過図を使う読み方が一般的ですが、出生日時の不要なホラリーだけ得意な人もいます。

また、切り口としては心理占星術などもあります。

読む分野に関しても複数あり、個人鑑定のほか、医療占星術、マンデン(政治経済)占星術、金融(経済)占星術などもあります。

あとは、私は上記が基本にあった上で読みを深めるオプションだと考えていますが、サビアン、ハーフサム(ミッドポイント)、ハーモニクスという手法もあります。

非常に魅力的な手法で私も使いますが、それぞれこれ単体では、ホロスコープ読みの基本を掴みづらいので、オプションと位置付けて捉えています。

ホロスコープ読みを最も早く修得するには

分野が多くそれぞれ奥深いので、まずは自分がホロスコープで一番知りたいことから、それについて詳しくて、読んでて共感できる人の本や記事をたくさん読む。

これが実践的で一番早い修得方法だと思います。

見習いたい人が語っている同じチャートを見ながら、その人の解説通り目でおって確認する。

これは見習いたい1人のアストロロジャーにつき少なくとも50枚位は事例が欲しいところですが、日本はまだまだ資料が圧倒的に少ないので、読みの真似ができる先輩が少ないのが一番の難点ですが。

なぜそこに言及しているのかかんがえてみる。

見本となる一貫した読み方、視点を持ち、まずは1つの分野でだいたい読めるような基盤ができてから、その他にも視野を広げた方が、結果的には修得が早いと思います。

人の学習能力は「すでに自分の中にある知識・経験」と結びつけるときに理解力が最も高まるので、まずは結びつける元となる、ホロスコープ読みの基礎を自分の中に持つことが大事だと思います。

中級になるとホロスコープ自体の正確性の検証が必要

この、お手本になる人のホロスコープ読み事例を一緒になぞっていくことの良さは、実はもうひとつあります。

ホロスコープって、正確かどうか、まずはそこから検証する必要があるんです。

そこを飛ばしていきなり読み始められること。これは初心者にはかなり嬉しいことです。

記憶というのは正確なようで、ホロスコープでは大きな違いになってきてしまいます。母子手帳で出生時間が記録されていても、分単位でずれることはよくあると聞きますし、そりゃそうだろうと思います。

分でずれたら話になんねー失礼、人が違ってしまいますよ、とかなりの頻度でなってしまうのがホロスコープなので、慣れてきたらそのあたりも加味して読むことになります。

具体的には自分で話を聞きながら、出生時間の検証をするか、ASC、MC、月などの分でずれる情報はズレを考慮して読むってところでしょうか。

これを考えると、正確なホロスコープがすでにあるって素晴らしい!って感謝しかないですね。

ホロスコープ独学法・最速で上達する実践のポイントのまとめ

ホロスコープについて興味がある言葉から探して行くと、膨大な単語や情報がでてきて、しかもそれについて突っ込んで調べても良く判らない。判ったところで、知りたい質問のズバリ答えにならない。

私の独学の始めはこんな感じでした。

沢山のコマがあるのに、一番欲しい答えは、その全部のコマが一番強く指し示す方向を読み取る、という一番むずかしい道を探検するしか、ゴールにたどり着けないなー、というのが今の感想です。

心惹かれる、具体的な言葉やキーワードを投げかけてくれる手法やアスペクト、サインやハウスはありますが、全部をみて、

ホロスコープ読みのポイント

(1) キーマンを見定め、その言葉を尊重すること
(2) チーム全体で強く訴えていること



この2つを常にしっかり探さないと満足のいく答えにならない。

でも、その模索する旅路が楽しく、結果ももちろんですが模索する道中に答えがみつかるのも、西洋占星術の最高の楽しみでもあると思います。

カンタンではないけど、最高におもしろいホロスコープの世界。

リアルの星空と、描かれた星空の図の美しさと奥の深さ、両方を愛する人の役に立ちますように。

私みたいな読み方が好きな方には役立つかもしれない、「キーマン」の見定めかたとか「チーム」として読む実際の方法など、西洋占星術独学のもっと具体的な方法はnoteへまとめてます

AstroLifeLabo研究員 note

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