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12サイン(12星座)

乙女座と天秤座の違いについて思うこと

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日蝕月蝕があったせいか、なかなかいろいろあり、またちょっと久しぶりです。今日はふと感じたことがあるのでメモっておこうと思います。

今回は乙女座と天秤座の違いについてです。単に雑誌なんかでよく言う「太陽が天秤座というだけでなく、アセンダントや月なんかが天秤座、乙女座にある場合」という意味です。自分の周りに何人か、この乙女座と天秤座にルミナリーズ(太陽と月のことです)やアセンダントを持っている人たちがいまして、何年も見ているうちに最近思ったことです。

まず、ずばり天秤座って、心の中、頭の中ではけっこう辛辣で、ごくごくたまーーーに、その真意に触れる機会があると、若干引くぐらいきっついです。でも、普段は全然そういうの表にだしません。出さないスキルが異様に高い。ずーーーっとそばにいると、ちょろっと出てくる。それが、えっ!?って2度見、2度聞きするぐらいきっつい。普段の柔らかで品が良く感じよい面とのギャップがすごすぎて、無意識に聞かなかったことにしてしまうぐらいにはきっつい。

それと逆に、普通にきっついのが乙女座。できることはできる、できないことはできない、とにかく細かい。細部まで正確でないとダメというか、細部まで正確でなければ、その仕事は仕事と言えない、ぐらいにハードルが(他のサインから見ると)超厳密。できないことに関して特に細かいし、直球ストレートで言いますよねー。たぶん乙女座は、きつく言いたいんじゃなくて、正確なのがとても大切で、できないことをできると誤解しないようにしたいんだと思います。あと、その間違った判断が許せないんだと思います(すでにここできっつい)。

でもね、天秤座も「秤で計る」という絵のとおり、正確さには厳しいです。乙女座の正確さとはちょっと違う種類だけど、正確さを求める集中力とかコダワリ加減は、あんまり負けてる気がしません。正確・不正確のライン引きは乙女座なみには厳しい、というか厳密。でも、人からはそう見えません。頭の中、ココロの中がそうなだけです。

この違いってなんだろー、と思ってましたが、やっぱり乙女座は6ハウスを示し、天秤座が7ハウスを示す、という個と公の境目のサイン同士だからなのかなーと思います。天秤座からの後半6サインは公・相手との関係の中で自分を見るので人と会う、人に説明する、人に自分が見られるという状況を大前提に物事や自分をどうしようか選びます。逆に乙女座までの6サインは自分個人とか広くて身内や仲間など、まずたいてい限定がある範囲の関係の中、というのを前提に判断するんですね。

もちろんどちらかにしか感受点を持っている人はごく少ないので、ルミナリーズやアセンダント、そのルーラーが前半6サインにあったからと言って、社会を見てないってことではないです。

(でも、サインは別として出生図の1から6ハウス、北側に感受点のほとんどが入っている場合、あんまり社会にでてかないとか、仕事していても他人や社会的な視点に興味ない人が多いです。ま、歳とると、プログレスが7ハウスに入っていったりしてそうは言っても社会性はでてきますし、出てこないと人生破たんしかねないですよね。

逆に南側、7から12ハウスに感受点のほとんどが偏っていると、仕事ではそれなりの成果をだしてても、例えば家、家族がおろそかになりやすい。外で頑張るためのやすらぎ、くつろぎ、自分自身に戻れる場所がないって感じになりやすい。帰ってほっとする場所がない、みたいなのが一例。家や部屋というモノ的な空間はあっても、温かく迎えてくれる人がどこにもいないみたいな。あくまでごく一例です。)

話がそれましたが、社会の中で他人と対する自分、という前提の天秤座は正確さは乙女座と同じでも、それを相手にどう伝えて、相手に自分がどうみられるか、相手との関係をどう平和に公平に保つか、というほうを重視するので、内心はすごく正確に物事を判断していても、関係や自分のイメージや評価が落ちるなら、判断の伝え方のほうを柔軟に変化させるなーと思いますね。

乙女座のほうは、6ハウスといっても7ハウスのひとつ手前なので、相手は意識してるけど、相手との関係よりも、まずは自分にまかされた自分の範囲の責任を正確に確実に完璧に果たすことのほうが重要と考える。まずは自分の仕事も完璧にできなくて、まともな人に相手にされるかよ、と思っているのかもしれないですねー。本当はそんなに世の中厳しくない場面もまあまああるんだけど、乙女座の段階ではまだ他人に実際に会っていないので、相手の反応は全て脳内の自分の前提で考えてるような感覚というのか。

繰り返しますが、ルミナリーズやアセンダントが天秤座や乙女座にある人が全てこう、と言っているわけではないです。でもルミナリーズやアセンダントが天秤座や乙女座にあれば、確実に太陽、月、アセンダントが意味する物事に関してはそういう傾向は強くでますよね。あたりまえか。んで、それが他人からもはっきり判りやすくキャラクターとしてでてますよね。他のアスペクトやハウスの位置によって、さらにはっきりその傾向が出てたり、逆にいい感じに緩和されてたりもしますけれど。

あと共通点としては、天秤座も乙女座も、正確さに関する感度が高いので、心もけっこう繊細。自分にもその正確さの目をむけちゃうからですね。自分に疲れる人多いみたいです。でもこの点については、天秤座のほうが疲弊度が高い感じしますね。客観的に自分を見れちゃうので、よけいに自分に対する目が厳しくなっちゃうんでしょう。乙女座では、細かく完璧さは求めるんですが、範囲が決まっているので、その範囲外のことは「自分の担当じゃないんで」ってある程度はねつける強さを無意識に持っているように見えます。はねつけ方は冷たすぎるけど。

乙女座の場合は、「(冷たいとか関係ないでしょう、と顔に書いてある) 頼んだとこのここが足りないんですね。ちなみにここもこうなっちゃってます、本来はこうこうじゃないといけないんですが、あとここもちょっとちがってて、正確にはこうです。(頼んだことが正確にできないとか、仕事やったって言えないんだけど、といいたいがぐっとがまんして) この3か所直してもらえますか。(言わなくても自分から直しますって言えよ、と顔に書いてある)。○○日には△△しないといけないので、前日の業務終業○時間前までに再度持ってきてください。よろしくおねがいします(ダメ押しの威圧)」表情も口調も周りが凍てつくような温度でごく普通に言ってしまいがち。

天秤座だと、心の中で、あー、肝心のここがこの程度じゃできてるって言えないよね、事前に相談できなかったのかな、なんでここまで来てから言うかな、みりゃ判るじゃん、とか思っていても、「ああー(若干困った優しい笑顔)、なるほど。ここもしかして判りにくかったですかね、ほんとはここ、こうなっていると○○できるんですよね。ここだけ、△△にしてもらうってできますか? あ、できます?ありがとうございます、ちなみにどのくらいでできそうですか?」みたいな感じに言うので、他人から見るとすんごく印象が違うんですね。

でも多分、乙女座はちょっとはっきり言いすぎたかな、と思っても、でも正確じゃないものは正確じゃないし、と自分をなだめます。天秤座は、あー、あの言い方で大丈夫だったかな、自分がもっと先に確認しておけばよかったかな、もしくはあれで一度やってみてダメだったら直すほうが、相手も間違いが自分で納得できたかも。でも多分間違いなくダメパターンだったしなあ、後でフォローもいっかいいれとこうか、なんて言おう、いや甘やかしすぎかな・・・ああ、なんだろ、胃がいたい・・・みたいな感じになってるのを良くみます。

話がひろがりすぎましたが、細かいというと乙女座ってイメージがあるけど、いやいやいやいや、天秤座も相当なもんよ、って話です。なんで正確さにシビアなのは同じなのに、あんなに印象違うのかってね。ちょっと文でまとめときたかったので。

正確さの質も、天秤座と乙女座ってちょっとちがうけど、それはまた別の時に書こうと思います。

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