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なぜ東京五輪はグダグダになるホロスコープだったのか-運から見る日時の重要さ-土星x天王星

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なぜ東京五輪はグダグダになるホロスコープだったのか

2021年東京オリンピックの約2年前、最初に開催される予定だった時期の約9ヶ月前、まだコロナのコの字もでていない頃にひっそりつぶいやいたことがある。

はじめに、これはオリンピック反対論ではないし、オリンピック招致や開催に真摯に取り組んでいる方々を揶揄するつもりは1ミリもなく、ホロスコープという視点から、この当初から問題続きのテーマに関して「時期を選ぶ」ということについて個人の考えを書いているものだとおことわりしたいと思います。

私はオリンピックに関して開催国の国民であり納税者であるという立場以外のなにものでもない人間であり、情報源はごくごく一般的で表面的なニュースしか持っていない人間です。つまり大会の正式な開催日と一般的なニュースだけで、ホロスコープを読む人なら同じような予測ができ、私以外にも同じ読みをした方がたは恐らく多いでしょう、言わないだけで。

ちなみに延期後の2021年東京オリンピックも通常通りの開催とは程遠いホロスコープ。

この記事では、大きな事例として2021年東京オリンピック・パラリンピックを題材にホロスコープが個人の人生におよぼす大きな影響をどう読めば役立つのか、この先をどう考えればいいのかというヒントを掴んで頂く記事へ続く内容になっています。

東京五輪開催までの苦々しすぎる道のり

東京五輪までの苦々しい流れをチラッと振り返ってみましょう。並べるとなかなかなことになっています。

日時 内容 結果
2011.6/17 石原慎太郎東京都知事(当時)が、東京オリンピック・パラリンピック招致の意思を表明 (9月に招致委員会が発足)
2013.9/8 IOC総会で最終選考国による招致演説およびIOC委員による投票 2020年の開催都市が東京に決定
2015.7/17 ザハ・ハディド氏デザインの新競技場が設計段階で工費が膨らみ批判が集まる 白紙撤回
2015.9/1 104点の応募から選ばれたオリンピック・パラリンピックのエンブレムの盗作疑惑 盗作ではないとしつつ使用撤回、再度公募
2019.11/1 IOCが暑さを問題視 札幌にマラソン・競歩会場の強制変更
2020.3/24 世界的な新型コロナ感染拡大 史上初となる大会の延期
2021.2/11 大会組織委員会の会長で元首相の森喜朗氏の女性蔑視発言問題 会長辞任
2021.3/20 宮城県石巻市にギリシャから聖火が到着 聖火の親火が2度消える
2021.3/18 開閉会式演出の総合統括・クリエイティブディレクター佐々木宏氏の企画提案が問題になる 佐々木氏辞任、後任の発表なし
2021.7/19 開会式の楽曲担当・小山田圭吾氏過去の「いじめ加害」告白が問題になる 辞任
2021.7/22 開閉会式ショーディレクター担当・小林賢太郎氏、過去のコントが問題になる 解任
2021.7/22 最高位スポンサーのトヨタが五輪CM放送中止・社長開会式欠席 ほかNTT、NEC含むスポンサー企業2/3が開会式欠席

どうしてここまでツイてないのに強行したんでしょうか。世界中の人と歴史に残る五輪になることでしょう、イグノーベル賞とかラジー賞(逆アカデミー賞)とかのようなポジションで。切ない。関係者として長く誠心誠意取り組んでいる方も多いだろうと思いますし、多くの人の労力と税金も元になっている資金がムダに使われているという気持ちになりますね。

複合アスペクト-コンポジットアスペクト (Composite Aspect)が及ぼす影響

ところで、とても重要なことなので2021年東京オリンピックの発端をもう一度確認してみます。

2011年6月17日:石原慎太郎東京都知事(当時)が、東京オリンピック・パラリンピック招致の意思を表明。

特にことの正式な発端である、この2011.6/17。長期に渡る運はホロスコープでは木星、土星、天王星、冥王星、海王星、私の場合は月のノースノード(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)もみますが、当時と今、この2021年7月下旬との象徴的な共通点があるようにも思えるのですよ。

・天王星と土星のハードアスペクト(180度 / 90度)
・ノースノード(射手座-双子座)

この2点ですね。当時は311の震災から3ヶ月も経っていない時期で、しかも冥王星も山羊座6度台でカーディナルスクエアであるところに土星がからんで、Tスクエアという今よりさらに影響力が強い複合アスペクト(コンポジットアスペクト)を作っていました。イメージとしては運を動かす大きなエンジンが今よりも1個多かったって感じでしょうか。

完全にたらればの話ですが、もし開催時期である今も同じような複合アスペクトの時期に重なっていれば、この流れをはねのけられた可能性も考えられます。

また当時は海王星がホームの魚座に入り始めた時期で、傷や癒しを象徴するカイロンも近くにあり、上記の3天体と合わせると311という強大な傷跡から力づよく復興する日本を世界に発信するという大きすぎる幻を見てしまった、というようにも読めてしまいます。

 

土星と天王星を含むハードアスペクト

さて、もう一度土星と天王星というアスペクトに注目してみたいと思います。

これは上に上げた5つの天体とドラゴンヘッド・テイルというライン、合計6つのうちでも特に現実的な影響が強く同時に強制力も強いペアです。この2つがハードアスペクトということは強制的にむりやり現実が短期間で変化するという動きが、広い地域と数年に渡って出てくるというふうに読めたりします。

これは非常に強力なアスペクトのひとつです。2011年6月当時、土星は天秤座、天王星は牡羊座でどちらも順行、冥王星は山羊座で逆行中でした。天秤座の土星はこの場合国際社会でいいポジションを取ることを最優先し、そのために山羊座的な不屈というかまさに生死をかけた全エネルギーをそそぐ覚悟で見直しを図っていて、牡羊座の天王星はいままでにない手法や方向性をあらわし冥王星と天王星は不屈の強行突破とも読めそうです。

月のノード、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの影響

コンポジットアスペクトではありませんが、今の時期との共通点である月のノードのラインのうち、特にノースノード・ドラゴンヘッドが2011年は射手座にあったという点をみてみます。射手座は特に海外とかスポーツに関係しやすいサインでして、それ自体はいいのですが2020年も2021年も、射手座にはノースノードの反対であるサウスノード・ドラゴンテイルがきているということです。

月のノードのラインは、意味に関していろいろ言われますが、私が鑑定で見てきたところでは、個人とか個々の国だとか団体とか「自分」や「自分たち」だけでは影響が及びきらない人間関係や出来事なんかに関係します。べつの言い方をするとまさに運命的とか言えるかもしれませんね。

で、ヘッドもテイルもどちらもわりと強烈な影響があるんですが、特にテイルが来ている場合はけっこう大変だったりします。このノードのラインだけで吉凶は決して言い切れないんですが、テイルが「他の天体のよろしくない状況」と結びつく時(アスペクトだけの話ではありません)、自分や自分たちのアウト オブ コントロールかつ影響力のつよい出来事が起こってくるんで、非常に注目すべきポイントなのです。

土星x天王星を含むコンポジットアスペクトと月のノードの影響

つまり、今日本は、「海外」や「スポーツ」に関するアウト オブ コントロールな時期に開催するオリンピックを招致しちゃったというふうにも見えるということです。カーディナルTスクエアとその3天体と決して関係が良いと言えない魚座に入りたての海王星の時期に決めたことの怖さに見えてきてしまうわけですよ。

ノードのラインがぐるっと180度半周したサインにくるとき、節目であることを示したりします。ツケの清算だったり蒔いた種が大木になり満開の時期を迎える時を迎える傾向があります。今回の東京オリンピックは前述の土星x天王星、それに冥王星まで絡んだハードな複合アスペクトがベースにあったので、ツケを払うほうになりがちと予想できます。

ハードアスペクトは文字通りハードな壁を超えることが必要で、そもそも311という震災や新型コロナ肺炎の世界的な拡大、その前から如実に表れていた経済的な競争力の低下、少子高齢化と他国より国力が落ちてきている日本にそんな体力があるかと考えれば、ムリとは言いませんが楽観的な言葉はでてこないのです。

オリンピックの開催が難しいだろうと読んだのは、これとはちょっと別の視点なのですがそれはまた別の機会に書くかもしれません。

2021年7月東京オリンピック時の土星と天王星のスクエア

そして2021年7月現在、土星と天王星は固定宮・フィクストサインでスクエアを作っています。

ホーム(オウンサイン)にいる天体の意味

土星は水瓶座、天王星は牡牛座。特に水瓶座はもともと古代の古典占星術では土星のホームと言われ、モダン占星術でも水瓶座の支配性は天王星、副支配性が土星という関係になっております。おっと、なんと監督と副監督がスクエアになってるみたいな感じ、激しそうですね。

こんな風に天体が自分が支配するホームにくる時期、よくも悪くも影響が強く目立つようになると言われますしそういう事例をよく見かけます。

固定宮でのハードアスペクトの意味

しかも固定宮というのが注目でして、固定宮の牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座の4つのサインは、なんというか持論を曲げない強さが目立つサインなのですよ。曲げないというよりは曲げるということ自体を知らない。持論の捉え方が全く違うので持論と感じてさえいないケースが目立ちます。

その点女性天体である牡牛座と蠍座は、持論と判っているけど絶対曲げないという若干の歩み寄りの姿勢は感じられたりします。

話がそれましたが、そういう「まげない」固定宮で土星と天王星がハードアスペクトになるとどうなるか。両者絶対に譲らない、つまり絶交状態になることを示したりします。絶交状態になるとどうなるでしょうか、それは隔離になったり、籠ったりすることになりますよね。

・・・ふむ、なんだか最近よく聞く言葉ですよね?コロナの世界的な感染拡大により「自宅と自宅外、国家間」の行き来が途絶えている状態をまさに言い表している気がするのは私だけでしょうか。

固定宮のハードアスペクトとオリンピックの関係

特に牡牛座は大地を表したりもしますので、土地や地域が隔離される、水瓶座の表す「自由」が土星の表す「ルール・常識・規制・抑制」の影響を受ける、というふうにも見えたりします。そんな時期の国際的なスポーツの祭典ですよ、もうこれだけでも基本的にやりづらそうな時期ですよね。

ちなみに新型コロナの感染拡大がささやかれ始めた2019年10/30、土星は山羊座で冥王星とドラゴンテイルの間にいてそれぞれ5度ぐらいのオーブ、その土星に天秤座の火星がスクエアを形成していました。冒頭の私のツイートはその1ヶ月ほど前の9/28。コロナのことは知りませんでしたが、ホロスコープは「ムリじゃないかね」と言っているように見えたのでした。

土星と天王星のスクエアは自分の運にどう影響する?

さて、オリンピックをテーマに土星x天王星のハードアスペクトの示す影響を見てきたのですが、それ私に関係あります?って思っている方もいらっしゃるかもしれません。その答えは「恐らくあるでしょう」です。ここまで読んでくださった方に、もうすこしあなたご自身に影響する運をみてみましょう。

それでここからが話したかった本題なのですが、天王星と土星のハードアスペクトというテーマは同じですが、扱う内容も違いますので続きはこちらで書きました(現在執筆中・近日公開予定)。後半は有料ですが、前半の無料部分もボリュームもりもりで参考にして頂けるようにしてみましたのでよかったらぜひ。

土星と天王星は人生に長く影響する物事に関わりやすいので、オリンピックが終わってもまだまだあなた自身の運にも、そして日本や世界にも強く影響を残すでしょう

さて、とんでもない時期に、よりによってとんでもないものを安易に望んだり選んではいけない、という「時期選びの重要さ」が感じられる東京オリンピック。

本日7/22の夜11時台に太陽が獅子座に入り土星とオポジション、つまり天王星とTスクエアに向かう中、明日7/23(金)開会式を迎えるのですが、スポンサーが続々とCMを取りやめ、まさに獅子座がオウンサインの太陽が土星(制限)を真向から受ける中に進みます。さて本当にどうなるでしょうか・・・。

オリンピックも気になりますが自分の未来に直接影響してくる、土星と天王星のスクエアのチェック、どうぞお忘れなく…

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